今期中に取得すべき有休が1日残っていたのを利用して、今日はここに行って来ました。
「水海道」と言えば、パン好きなら行くところは一つしかなくて。。 何度か歩いたこの道も、きっと今日が最後になるはず。。。 ここに来たのは、そう、去年の桜の季節以来の事だから、ちょうど約1年ぶり。 一見何も変わっていないように見えたけれど、お店の中に入ったら微妙にその雰囲気は変わっていた。 私が見知っていた「このお店らしい」物達の姿はもう、無かった。 少しずつ、来るべき「お引越し」の空気がそこには漂っていた。。 でもひょっとしたらそれはもう始まっていた事で、単に私が知らなかっただけの事なのかもしれない。 。。そうね、だって、何と言ってもお店に来るのは1年ぶりだし。 人だって1年も会わなければ、変わっているのも当然だし。 「Nicolas (ニコラ)」 このお店には大スキなパンがある。 その理由だけでも、ここは私にとっては遠くても通う価値のあるお店だった。 水海道なんてそれまで聞いたこともない土地だった、ニコラを通じてこの土地を知ったけれど、もうすぐ再び、縁の無い土地になるはず。 だって、ニコラはあと数日で移転するのだから。 お店に着いたのは12時少し過ぎだったけれど、パンはもうすっからかん。 。。そうね、みんなここが移転するって知っているから。 今日を入れて、あと3日。 パンがいっぱい揃っている姿を想像していたから、正直ちょっと寂しかった。 でも、いい。 ここの大スキなデニッシュやクロワッサンがたくさん並んでいるその姿を、私は容易に思い出す事ができるから。 (これは焼き上がったばかりの「パン・ペイザン」) デニッシュが10種類近くもあって、選べなくて困った事もある。 買ったデニッシュを帰りの常総線の中で食べてしまった事も。。。 あれは死ぬほどおいしかったなぁ~ 以前と変わっていた事、それは厨房がにぎやかになっていた事。 以前は杉山シェフ一人で作業されている姿しか、私は見た事がなかったけれど、今日はお弟子さんらしい人も数名一緒に作業をしていた。 責任が大きくなったからか、久しぶりにお見かけした杉山シェフは前よりもとても垢抜けていてビックリ。。ピアスとか、していそうな雰囲気もアリ(笑) でも以前の、ちょっとヨロヨロのスエットを着ていた(ゴメンナサイ~)杉山シェフも、実は懐かしかったりして。。 あの時はとても人なつっこい笑顔を浮かべていたけれど、今日はお店が大切な時でもあるからか、とても厳しい表情をされていました。 取り置きをお願いしてあったので、泣かずにはすみました(笑) でもまだ焼けていないパンもあったので、一先ずお店をあとにして、また後で来る事に。 こんな待ち時間は想定内の事、それに行ってみたい場所がいくつかあるから全然困らない。 去年、注文していた「桜のバゲット」の焼き上がりを待つ時間にやってきたのがここ、その時は満開の桜だった。 東京でももうこの季節は満開なのに、今日の水街道はまだ5分咲き、といったところ。 まるで桜の精が乗り移ったかのように見えた「桜のバゲット」、本物の桜をバックにしたら、それはどんな風に見えたかな。。 ここに来る事も、もう無い。 (続く)
by happy_lily_happy
| 2006-04-01 01:16
| パン
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